定期報告 - milk
中に力を入れると自分に跳ね返る刺激も強い。 自然と中がきゅうと締まり良い所に当たるがそれでも微妙に足りなくて、次第に自分で動いてしまう。 「んっ、銀、良いだろ…?」 締める、動く、すると更に締まる。快感も強くなるので己の首を締める事になるが止められない。中身を吸い上げる感覚で、こめかみにうっすら冷や汗を感じながら下の穴周辺に力を入れる。 高杉は、足りない快感が我慢出来ない癖に時折こうして頑張る。ひっそり眉を顰める銀時を見つめ優越感に浸るのが大好きだからだ。 馬にされている方は、下の感覚はもちろんだが視覚的にも堪らない。 「し、しん…高杉。頑張ってゴシゴシしてるのかわい…はは」 必死に笑ってごまかす。 こういう時にしか下の名前を呼べないのに、何となく最初は口に出すのを躊躇してしまう。自分の脇腹あたりを掴んで恥ずかしそうに下を向きながら頑張る高杉。次第に動きが激しくなるにつれ任せっ放しも可哀想になってくる。感じているのを隠せない姿がいじらしい。 「し、晋助っ。ゴメンね、銀さん動くからっ。お願いもう無理、やらせてっ、ねっ」 「おま、今日は動きたくないっつったろ!黙って、んっ、任せとけ、って…あ、ダメぇ!」 それでもあっという間にナチュラルな攻守交代成功。腰を押さえ引き寄せて、強く突き上げてやると細い体はすぐダレて覆い被さってくる。 任せろと意気込んだ癖に一気にこのザマだ。基本的に一度入れてしまうと一気にゴロニャン…と蕩けてしまうのが毎度毎度ちょっと可愛い。どうにかこうにかカワイイ穴に何かしら、そう、指一本で良いので突っ込んでしまえばこちらのものなのだ。そう弱みを握られているのは分かっているのだろうか。 願わくば、他所では文字通り指一本触らせないで欲しい。 「おい晋助サボんな。銀さんも少しは頑張るから。ねぇ、任せろって言ったのは誰だっけぇ」 …いやいや実は良いんですけどね、全然。 今夜は夜更けに万事屋を訪ねてきた高杉くんを元気に迎え撃ち、してやりたかったが銀さんも気ままに1人ふらりと飲んで帰りたい夜もあるのでね。 小雨の中をほろ酔いで帰宅したお陰で爆発した自慢のシルバーヘアと冷えた足にうんざりしてシャワーを浴び、体を拭っていたら予告なしの侵入者。 ガラガラと、平然と戸を開け高杉が入ってきたのだった。 驚いて浴室からそろりと玄関を覗き、胸を撫で下ろした。ああそういや合鍵。渡したっけ。 「おかえり高杉くん」 「お邪魔」 「そこはただいまって言えや馬鹿」 「…一戦どうだ」 「直球ですね?高杉くん発情期すぎるだろ。銀さん今夜はもう無理。腰も何も動きたくないんです。朝しよ、朝」 「…フン」 苦笑しながらも特に怒りもせず、俺と入れ替わりに浴室に入っていった。今夜は神楽が志村家で良かった。 グラス1杯のいちご牛乳を飲み、歯を磨いて布団に潜り込む。遅えなアイツ。期待してしまう自分に少しイラッとする。 たまには俺も活字を読む。何やかんやで高杉の風呂あがりを待つ形で、枕元のジャスタウェイを点灯させて週刊誌を読んでいた。その内ウトウトしてきて… 「書を読めよ」 布団越しに乗り上げて来た高杉の、耳元に響く甘い声に起こされ今に至る。 「あらぁ?まさかね、高杉くん降参かしら。あらぁ、残念だわぁ」 少し挑発した方が頑張ってくれると踏んでやってみる。するときちんと打ち返してくれるのが、幼馴染を兼ねた恋人と言うもののメリットである。 「ペラペラペラペラと、ふ、ッるせぇな…」 俺の腹に突っ伏していた高杉は少し上体を上げ顔を寄せてきた。目が潤んでいる。 待ってましたと俺は唇を少し尖らせた。よく下手だと文句を言われるので今日こそは見てやがれ俺の超絶エロテク舌さばきで蕩けるが良いわァ!と口には出さず、しかし無意識にペロリと唇を湿らせ瞬時に準備態勢をしていたのに…顔をずらされた。あぁそうですか。ちょっと恥ずかしい。 去った黒髪は俺の胸元へ下がっていった。 「おまえ、乳毛も白いよな。そして長い。ピロピロしてる…」 言いながら猫のように胸を舐めてくる高杉。んぁ、雄っぱい気持ち良い。ありがとうそれだよそれ、と頭を撫でてやる。 「じゃりじゃりする。処理しないのかよ…」 軽いストロークで腰を動かしながらしっかり文句を垂れるのも忘れない。 俺のものにコメントを垂れるという事は、他の案件も知ってる疑惑じゃねぇか馬鹿。つまり、処理してるような奴やなんかと。 大人しく部屋で飼われているような奴じゃないと分かっていても、こうして時々仄暗い独占欲を掘り起こさせられるのが、一丁前に、時々かなしい。 だからと言ってどうも出来ないし、こんな気持も一種のスパイスだったりするので今夜も取り敢えずスルーだ。それでもいつかは泣かせなきゃいけない。ああ字が違うか、鳴かせなきゃ、泣き叫ばさなきゃぁ。 縛る。監禁。ううん。…しかし結局、もろもろ面倒くさいってのが、ほんとの本音。 「…ん、感じてやがる、クク。色は綺麗でもちゃんと男の乳毛なんだよなァ」 高杉はよく銀時の乳首も吸ってやるが、実は吸いすぎると毛が喉まで来てたまに引き攣る。 万斉は眉毛を整えるついでに毛抜きで抜いてたが、あれはお洒落なんだろうか。自分や銀時より少しだけ年若いから、その分感覚も変わるんだろうか、なんて考える。 「そんなに銀さんの可愛い乳毛がお気に召しませんか、ハイハイごめんなさいね」 小さく口を尖らせる銀時。 「んなこた無えよ。可愛いさ。(ウェッてなるけどな、たまに。)」ウェッて。 「…何か言った?」 「いや別に」 睦言の最中での大変失礼な思案を悟られないよう、高杉は唇を右から左へと滑らせ、まだ乾いている方も舐めてやる。既にウェッ…トにした方を親指の腹でゆっくり押し潰しながら撫で回してやると、銀時は首を反らせて溜息をついた。 その表情に満足しつつ、自分もじっとしているのが次第に辛くなってきて、高杉の腰も次第にゆっくり円を描いた。 …我慢出来ない癖に銀さんを焦らすんだから。さてさて、雄っぱい責めに関しては、今夜は及第点にしておきましょうね。 今度はもっと頑張りましょう、にっこり。不謹慎だが、松陽先生の優しい笑顔を思い出す。 高杉をこっそり見つめると、人の乳首を舐めながら時々こっそり舌を出してペッとしていた。その姿が嫌いな餌を出された小動物みたいで笑う。 見ると、確かに自分の乳首の周りには毛がぴろりと伸びている。そろそろ切るか…。因みに高杉の乳毛はどうだったかしらん。 名残惜しいが自分の胸から晋助の頭を優しく引き剥がす。両耳の後ろに掌を当てて顔を上げさせると、目は閉じていた。 「ふは」 息をつく唇からペロと一度小さく舌が出入りして、ムラムラした。 「はい、高杉くん。検診ですよぉ」 脇腹を掴んで体を起こさせると乳毛は無い。いや待てよとよく見ると少しは生えていた。と言っても銀時の乳毛とは材質が違ってふわふわだ。 ホヤホヤ系、産毛って奴だろうか。そう言えばそうだったかも知れない、と言うか彼の乳毛にいま気付く。そもそもこれは本当に乳毛なのか? 自分のものの材質的に、てっきり男には二次性徴で乳毛が生えてくるかと思ってたよ。さてはこいつ二次性徴不完全か。はだけ杉で乳首冷やし杉だからか。 ぷっ。んな事あるか? 唇で優しく高杉の乳首を擦る。触れるか触れないかの距離で小刻みに左右に顔を動かすと感じるようで、くすぐったそうに首をすくめる姿にキュンとした。 乳首の上で唇を左右に動かすのと同じゆっくりしたスピードで、腰も撫でる。 ちょうど腰骨の真ん中辺り、少し体温が高い窪み。そこを通る時に指でフェザータッチ。コレ良いだろ。銀さん分かってるよ、本当はもっと酷くして欲しいんだろ。...