した後のヅラの落差が激しい。
ふぃ〜と言いながらさっさとパジャマを着てしまい、うがい手洗い。これじゃあ女にモテない訳だ。俺なら最低限の後始末をして(してやって)、そのまま抱きしめて眠ってしまいたい。と思いながらも倣ってうがい手洗い。
ベッドに戻ると俺を横向きに抱きしめ「晋助おやすみ」と呟きながら、もう夢の中に片足を突っ込んでいる。うざったいが抱きしめられると暖かくて安心してしまう。首だけそっと動かして横を見ると、ヅラの目元には蒸気の出る使い捨てアイマスク。至近距離でこれは吹く。
オイ顔超近いんだけど。「俺はな…暗闇が超近い」
子どもに抱かれるぬいぐるみはこんな気持ちなんだろうか。アイマスクをしていてもヅラの不細工な寝顔は健在なんだろうか。
気になることがふわふわと浮き沈みし、結局まぶたが落ちてゆく。
おやすみ前のお約束
大学生パロディ桂高